カルちゃんがやって来た。
カルチベータという商品名のミニ耕運機です。
分かりやすい構造に、イエローのキュートな筐体。ひょいと下げて歩けるコンパクトさながら、ひとたびエンジンに火が入ると、ゴォモゴォモゴォモ…と、炎天下に文句一つ言わずに、あっという間に堆肥や腐葉土をすき込んでフカフカに耕してくれます。
「現品限り処分特価なの。これから白菜の畝も作るんでしょ?ダイコン二股にはさせないよ。連れて帰って」
ホームセンターでそう訴える黄色いカルちゃんと目が合ったんです。
2リッターのお茶を飲みながら、汗だくで鍬を振っても半日かかった10m足らずの畝をわずか300cc程の燃料で、
「なんならもう一回耕す?」ぐらいの余裕でこなしてくれる。
もっと早くに出会いたかったわ、カルちゃん。
あっという間に畝の準備が出来たので、暑い日中は、畑横の倉庫で炭火ランチ。
豆腐を炙って田楽に…
モロッコ豆とオクラは穫りたてを焼いて…
炭火と言えば、サザエの壺焼き…
鶏肉は、軽く塩をふってダシ醤油をからめ焼き…
牛肉と豚肉は少しでいいんです。
なんたって〆には初物の北海道産サンマが控えてます。
ポタポタと落ちる脂に燻されて、あのサンマの旨味が引き立つんですよね。無煙ロースターでは出せない味。煙もご馳走です。
今年も気仙沼産の丸々と太ったサンマ、お安く食べられますように。
あ、お盆ってこんな殺生しちゃダメでしたね (^^;)